昨年4月の熊本地震により、子供部屋の棚が倒れ、置いてあった墨汁の容器が壊れ、中から墨汁があふれ出し、紙を接着してフローリングに固着していました。
完全に乾燥し固着しており、他に転写する恐れもないことから、そのまま放置していたのですが、ようやく重い腰を上げ、11か月間フローリングに完全固着した墨汁を意外な材料を用いて取ることに成功しました。
どうやって取ったの?
用意するものは?
大根 1本(スーパーで98円で購入してきました)(^_^)
おろし器、ティッシュペーパー
なぜ、大根なの?
小学校時代の記憶なのですが、習字の時間中に墨汁を体操服に付けてしまい、500円玉大の墨汁のシミが出来たのですが、大根おろしでこすったところ、完全に取れたという記憶があったからです。また、白シャツについた血痕も取ったことがあります。
大根おろしで、固着した墨汁を取ってみた
大根をおろし器ですり下ろします。(大根おろしを作りました)
墨汁が固着した場所に、おろした大根を置いていきます。
そして、おろした大根で墨の付いた部分をこすっていくと、なんと、大根が固着した墨汁を溶かし、墨を吸収して黒くなっていきました。
大根が黒く染まってしまった後は、新しいおろし大根に交換し、繰り返しこすっていきました。
紙の部分は大根の水分でふやかすと紙の繊維部分を取ることができ、紙の繊維が取れた後は、同じようにこすることによって紙の下にしみ込んだ墨も取ることができました。
フローリングの目地に入り込んだ墨は、切り落とした大根片で目地をこすることによって取ることができました。
きれいに取ることができました
大根おろしで固着した墨汁を除去した後の写真です。きれいに取ることが出来ました。この後、ワックスを塗る予定です。
まとめ
フローリングに固着した、墨を“大根おろし”で取ることができました。
どうして、大根で墨が取れるのかという化学的根拠みたいな難しいことはわかりませんが、安くて安全な大根で、しかも短時間で固着した墨汁を取ることができました。墨が付着して困った時はお試しを!!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。